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ランチェスター思考 競争戦略の基礎:福田秀人 - 私の人生に影響を与えた本 vol.0131

 

【投稿者】

30代 男性

【人生に影響を与えた理由】

ランチェスターの法則は、戦争に勝つために研究されたものですが、この思考を企業経営に当てはめた内容です。 説明部分はかなりミリタリー寄りなものでしたが、それがゆえに、企業理念の大切さを理解できたし、 戦略と戦術の違いなど普段同一に考えてしまいそうなものだが、しっかり違いを意識できるようになった。 また、PDCAサイクルを回すなどは今日のビジネス書では良く聞きますが、それをチェックする時期などを知ることができました。 この本のおかげで、色々なプロジェクト進行の時に参考にして計画・立案をするようになりました。 そういった考え方が変わったので人生に影響を与えた1冊といえます。

【内容】

ランチェスター
Frederick William Lanchester 1868~1946年、ロンドン生まれの自動車工学・航空工学のエンジニア、王立航空協会名誉会員。第一次大戦の際、初めて行われた航空機による空中戦を分析し、兵力量と損害量の関係から2つの軍事的法則を考察、発表した。これは後に「競争の法則」と呼ばれる「ランチェスター法則」となった。ランチェスター法則は、日本では軍事論より経営論として有名である。

ランチェスター法則
太平洋戦争後この法則を知り、マーケティングに応用できるのではないかと考案した故・田岡信夫氏は「ランチェスター販売戦略法則」として体系化。多くの企業で成功事例を生み出し、その一連の著作は500万部を超え、いまなおロングセラーとして支持されている。本書では田岡氏の遺稿より「他社に勝つセールス」を収録。

ランチェスター戦略
企業はもとより、学校、病院、NPOなどの非営利組織、さらには自治体までもが厳しい競争にさらされるようになり、存亡を賭けた戦いを強いられている。戦いは、ランチェスターの法則に大きく支配され、勝敗は、もてる力と、その運用の優劣に左右される。そこに、力に劣る弱者が、戦力の運用次第で、強者に勝てる、ないし、つぶされずに生き残るチャンスが生まれる。ランチェスター戦略は、ランチェスター法則をふまえ、そのチャンスをうみ、ものにする条件と、実行可能な方法を追求したものである。

本書を推薦する著名人
千本倖生(イー・モバイル株式会社代表取締役兼CEO)
鹿井信雄(元ソニー株式会社副社長)
鳥羽博道(株式会社ドトール・コーヒー名誉会長)
吉越浩一郎(トリンプ・インターナショナル・ジャパン前社長)
澤田秀雄(株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役会長)
大久保秀夫(株式会社フォーバル代表取締役会長兼社長)
吉田哲夫(キャノンマーケティングジャパン株式会社取締役エリア販売事業部長)

著者について
福田秀人
1949年石川県生まれ。立教大学大学院教授(21世紀社会デザイン研究科危機管理学分野)。ランチェスター戦略学会副会長、航空保安協会評議員。慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。経営コンサルタントや会社役員として、経営戦略・組織体制の改革、リスクマネジメント、企業再生支援などに従事した後現職。放送大学客員教授、慶應義塾大学、海上自衛隊幹部学校などの講師も務め、戦略論、組織論をもとに、経営レベルの危機管理の教育・指導にあたっている。モットーは、着眼大局・着手小局。

ランチェスター戦略学会
ランチェスター戦略を体系的に発展させ、企業だけでなく、学校、病院、NPO等の非営利組織が、「競争を前向きにとらえ、それぞれの社会的存在価値を向上させ、将来にわたる存続・発展可能性を高める」のに貢献する理論と方法を開発することを目的として、学者・研究者と実務家により設立された学会。

 

【目次】

総論
1章 ランチェスター思考とは何か
2章 ランチェスター戦略の意義
3章 創造的破壊論の嵐
4章 常識の勝利
5章 戦いと戦略
6章 戦略と計画
7章 戦いと管理
8章 現実と戦う
各論
9章 ランチェスター法則
10章 目標とは何か
11章 集中とは何か
12章 市場占拠率の目標数値モデル
13章 シェア原則〈規模と範囲の経済〉
14章 占拠率の有効射程距離モデル
15章 グー・パー・チョキ理論
16章 マーケットの特定
終章 ランチェスター戦略をふりかえる

田岡信夫・遺稿より
田岡信夫の戦略発想・他社に勝つセールス

特別寄稿
矢野弾 ランチェスター戦略の課題―倫理を基底にすえた競争戦略の追求―
福永雅文 コンサルティングの現場から―ランチェスター戦略の教育・活用・成果―
田岡佳子 ランチェスター戦略に賭けた田岡信夫と経営者たち―