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わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女:マララ・ユフザイ - 私の人生に影響を与えた本 vol.0032

 

40代 女性

 

世界中には、本当に信じられないような文化・宗教的圧力が強く、支配されて、おびえながら暮らしている人が大勢います。この本を書いた作者、彼女はまだ当時15歳で、タリバン政権支配下のパキスタンで、女性に対してのごく当たり前の”女性・子供も教育を受ける権利”を主張しただけで、命を狙われてしまった。私たち先進諸国で暮らしている人間は、当たり前のように義務教育を得られる権利を生まれながらにして与えられているので、このような悲劇が日常のように起きているのを聞いたとしても、ピンとこない人も多いのではないかと思う。我々は、教育というものが身近であたり目のようなものとしてとらえているため、お金や物で満たされる、贅沢を求める傾向にあるのではないかと考えさせられた。

 

 

「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララの手記。本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもある。世界24か国で翻訳の話題作!

 

プロローグ わたしの世界が変わった日
第1部 タリバン以前
第2部 死の渓谷
第3部 三発の銃弾、三人の少女
第4部 生と死のはざまで
第5部 第二の人生
エピローグ ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、一本のペン