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いま、会いにゆきます - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0015

 

20代 女性

 

家族の愛をテーマにした作品で、当時高校生だった自分にとって心に刺さる作品でした。上映中に3回も観に行った映画はこの作品だけです。自分も将来こんなあたたかい家庭を築きたいと思ったと同時に、この映画に出会ったおかげで新たな夢も出来ました。主人公の一人である澪が絵を描くのが好きで、息子のために1冊の絵本を残しており、この絵本がとてもホンワカした優しい物語でした。私もこんな絵本を子ども達に届けたい!と思い、絵本作家になるという夢ができました。まだ夢は叶っていませんが、いつか実現したいとずっと考え、今も絵を描き続けています。物語の舞台となった町も自然豊かでのどかな雰囲気が好きでした。緑の写し方がとても綺麗で幻想的に見えて、どこか不思議なストーリーの本編とマッチしていると感じました。余談ですが、この映画の公開が自分の誕生日だった事も未だに強く覚えています(笑)

 

読者を感涙につつんだ市川拓司原作の純愛小説の映画化。妻に先立たれ、6歳の息子と暮らす巧の前に、亡くなったはずの妻が、梅雨の季節のある雨の日、森の中に現れる。ただ彼女は一切の記憶を失っていた。巧たちは妻をやさしく迎え入れ、三人のちょっと不思議な共同生活が再び始まる。そして、三人の心に生涯消えることのない、ある大切な宝物が残されていくことになる・・・。