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なんか、普通とされている生き方のモデルが凄く高い所に設定されていて… - 本で出会った素敵な言葉 vol.00059

 

【投稿者】

20代 男性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

なんか、普通とされている生き方のモデルが凄く高い所に設定されていて・・・・。

 

【タイトル・著者】

pha「持たない幸福論」

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

自分の感じる生きずらさの原因はこういうことなんじゃないかと思ったからです。この本はニートをやっている著者が、社会でうまく働いていけない人たちの為に 違った生き方もあるんだよ、と説いてくれる本です。その中の最初の章の一節でした。「結婚」とか「働く」とか「生きる」とか、色々な当たり前の事って、 実はけっこうハードルが高いんじゃないか?という疑問は、今まで考えたこともありませんでしたが、しっくりと来るものでした。

【本の内容】

僕はいわゆる「真っ当」な生き方から逃げて楽になった――

もっと自由に、伸び伸びと。
京大卒・日本一有名な“ニート”が提唱するこれからの生き方。

・生きるのがつらそうな人がこんなに多いのはちょっと変だ。
・「正社員にならねば」「結婚しなければ」「子どもを作らねば」「老後に備えなければ」「貯金しなければ」……「こうあらねば」が人を追い詰めている。
・お金があればみんな幸せになるんだろうか?
・いや、お金で解決できるのは、うまく稼げる一部の人だけだろう。
・生きるのが苦しくなったときは、世間の価値観や周りの意見にとらわれずに「自分が何が好きか」という感覚をしっかり持つことが大事だ。
・僕の場合は好きなものはインターネットだった。ずっと嫌々ながら勤めていた会社を辞めて、それ以来八年間定職に就かずふらふらとした生活をしている。
・会社や家族やお金に頼らなくても、仲間や友達や知り合いが多ければわりと豊かに暮らしていけるんじゃないだろうか。
・生きていく上で大事なのは他者との繋がりを保ち続けることや社会の中に自分の居場所を確保すること。
・いわゆる「普通」とされている生き方以外にも、世界には生き方はいくらでもある。
・今はもう終身雇用で何十年も雇われるのを目指す時代でもないし、家庭を持てばその中で何十年もずっと安定が続くと安心できる時代でもない。
・だから、仕事がしんどくなったら数カ月や数年しばらく休んだりとか、元気が出たらまた社会に出て働いたりとか、
一緒に暮らす相手も状況に応じて柔軟に組み替えていったりとか、そういうのを流動的に選べばいい。
・世の中は「三歩進んで二歩戻る」くらいの感じで少しずつしか変わらないけど、確実に少しずつは変わっていく。