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恥の多い生涯を送って来ました。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.0173

 

【投稿者】

20代 女性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

恥の多い生涯を送って来ました。

 

【タイトル・著者】

太宰治「人間失格」

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

「恥の多い人生」とは、人間の人生を一言に要約したときに、一番当てはまる言葉だと思ったからです。様々な葛藤などがあった思い出を、若い頃の恥と言い換えられることが出来ると思います。というのも、むかしのことを懐かしく話すとき、みんな恥を沢山かいたといいます。その、「恥」という言葉をもって主人公の人間性が引き出されていると思います。また、自分の人生とも重なったので、今でも一番心に残っている言葉になりました。

 

【本の内容】

「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」青森の大地主の息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を壮絶な作品に昇華させた太宰文学の代表作品。「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。