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できればムカつかずに生きたい:田口ランディ - 私の人生に影響を与えた本 vol.0012

20代 女性

 

何気なく立ち寄った本屋さんでこの本を見つけ、その時はじめて田口ランディさんを知りました。 当時高校生だった私は、この本で語られる彼女の言葉にとても共感しました。 生きづらさを感じつつもそれを言葉にできないもどかしさでいっぱいでしたが、田口さんがこの本ですべて言語化してくれているような気がして、救われた思いでした。 何度も何度も読み返し、共感する部分に線を引いていました。 いま読み返してみると、当時の自分が思い起こされてヒリヒリとしますが、この本は確実に私を読書好きにしてくれた大切な一冊です。

 

 

どうしたら自分らしく強く生きられるんだろう。14歳の頃からずっと、なんだかうまく生きられないなあ、と思って悩んできた。なんか自分としっくりこないなあ、どうやったら自分がやりたいことにまっすぐ突き進めるのかな。傷つきやすい思春期に体験し考えたことは、いまも現在進行形のままだ――生きにくいこの時代を生き抜くために、自分の頭で考えたヘヴィでリアルな「私」の意見。

 

十七歳の頃、なにしてました?
ひきこもりの心象風景
断層の向こうのお父さんたち
私はいかに父と和解したか
恨みつらみの晴らし方
春の陽をあびて蘇る
お母さんを守る子供たち
いじめってなんだろう?
プチ家出をする少女たち
できればムカつかずに生きたい〔ほか〕