ショーシャンクの空に - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0054
【投稿者】
30代 男性
【人生に影響を与えた理由】
人生は何があるかわからないと言う事、そしてどんな局面においても自由を得るために、正義を貫くために生きる意義を考えるという点で、自分の人生の糧になっております。日本人は自由は「何でもあり」と捉えがちですが、自由とは一方で「責任」が付きまとうもので、個々の人生において、豊かさに反映された生き方と一体する形で、様々な難局に対しても苦難に接しても、より自分自身を高めるために、そして生き抜くために必要な心の不動点を持つ事が大切だと感じたため。
【内容】
スティーブン・キング原作、名匠フランク・ダラボンの劇場監督デビュー作にして、多くの人々の「マイ・ベスト・ムービー」のひとつに加えられた、新世代の傑作! とある刑務所の受刑者が勝ち取り、分け与えた解放と救い―。 誰の心にも静かに、爽やかな感動が訪れる…。 ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)が、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で“調達係 ”のレッド(モーガン・フリーマン)は彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディが入所した2年後のある時、アンディは監視役のハドレー刑務主任(クランシー・ブラウン)が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていく…。
何がしあわせかわからないです。本当にどんなに辛いことでも、それが正しい道を進む中の出来事なら峠の上りも下りもみんな本当の幸せに近づく一足づつですから - 本で出会った素敵な言葉 vol.00071
【投稿者】
40代 女性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
何がしあわせかわからないです。本当にどんなに辛いことでも、それが正しい道を進む中の出来事なら峠の上りも下りもみんな本当の幸せに近づく一足づつですから。
【タイトル・著者】
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
これは登場人物の台詞のひとつです。 「銀河鉄道の夜」に初めて触れたとき、私はうつ病でなにもかもが辛い、苦しみしかない日々を送っていました。 この本で、「ほんとうのしあわせ」とはなにかを教えてもらった気がします。 毎日悩みなく順調に過ごせているだけがしあわせではない。 苦しみを持っていても、自分の歩くべき道をまっすぐ進んでいくことこそが幸せにつながるのだと信じることができたのです。 賢治先生の「銀河鉄道の夜」は、「しあわせとはなにか」を求める物語であると私は思っています。 友人を助けるために自分は溺れてしまったカムパネルラ。 沈没しようとする船で、人を押しのけてまで助かることが幸せなのだろうかと悩んだ青年。 この物語を編んだ賢治先生自身も最愛の妹を亡くした胸の痛みを抱えていました。 「幸せ」という概念は人によって異なります。 しかし「ほんとうのしあわせ」というものはいったいなんでしょうか。 この一文に賢治先生の「ほんとうのしあわせ」への想いがこもっているように感じられます。 私にとって宝物のような一文です。
【本の内容】
お祭りの日の夜、いじめられっ子のジョバンニがひとり丘の上で星空を眺めていると、いつの間にか、宇宙を旅する銀河鉄道に乗っていた。向かいの座席には親友のカムパネルラもいて、2人は一緒に満天の星空を巡っていく。2人の旅は、このままどこまでも続くように思われたが…悲しくも美しい宮沢賢治の代表傑作!
神は天にいまし、全て世は事も無し - 本で出会った素敵な言葉 vol.00072
【投稿者】
40代 女性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
「神は天にいまし、全て世は事も無し」
【タイトル・著者】
モンゴメリ「赤毛のアン」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
赤毛のアンの小説の最後の台詞です。孤児から勉強して進学し、奨学金を得て大学にいく権利まで得たのに、育ての親であるマリラの病気のために全てを諦めます。しかし物事を前向きに捉え、マリラとの生活のために仕事を探し、通信教育で勉強をしていく計画を立てる。卑屈になるのではなく前向きに人生を捉え、自分を誇るでもなく言った言葉がこれです。人生には色んなことがあります、でもこれらはよくあることなのだ。そこからどう進むかが人生の課題。全て世は事も無し
【本の内容】
りんごの白い花が満開の美しいプリンスエドワード島にやってきた、赤毛の孤児の女の子。夢見がちで、おしゃべり、愛情たっぷりのアンが、大まじめで巻きおこすおかしな騒動で、だれもが幸せに--。
後悔しても時は戻らない、ならば後悔したまま一生を生きよう - 本で出会った素敵な言葉 vol.00073
【投稿者】
20代 女性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
喪失は喪失のままに、背負って生きていくのが残されたものの責務だ。それこそが逝ってしまったものへの最大の愛情の示し方だ。後悔しても時は戻らない、ならば後悔したまま一生を生きよう。
【タイトル・著者】
高羽彩「PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
生きていれば必然的に別れ、つまり死がある。それが衰弱死や安らかな病死ならまだしも、唐突で残酷な最後を迎えることも時にはある。日本でも毎年多くの人が自死の道を選んでいるが、自分が大切に思っていた人間の自殺は残されたものにとって激しい苦痛を伴う。その死の原因に、少なからず自分への責任が感じられたとしたらなおさらだ。ではどうしたらいいのか。この小説の主人公は品行方正とは言いがたく恵まれた人生ではなかったが、己の芯を持って生きている。そんな彼が最愛の妹の自殺を経験し、なお自我を保って生きていく中で心に思い描いた言葉がこれだった。死んでしまった者を嘆くのではなく、その責務を背負い生きていくことが最大の愛情となる。大切な人の死を経験した人が、誰しもこんな風に前を向いて思えるわけではない。だが辛い人生を歩んできた彼だからこそ、この言葉には重みがあり、また自分もこんな風に故人を想っていきたいと思ったので、この一節を選びました。
【本の内容】
西暦2109年。人間の心理・性格的傾向を数値化できるようになった未来世界。厚生省公安局刑事課に所属し、当時、“監視官”だった狡噛慎也は、“執行官”の佐々山光留と、名門女子高校・桜霜学園の生徒、桐野瞳子に出会う。常守朱が刑事課に配属される3年前、後に“標本事件”と呼ばれ、狡噛が執行官に堕ちるキッカケとなった猟奇殺人事件の真相とは―。本書でしか読むことのできない書き下ろしショートストーリーも収録。
冷静と情熱のあいだ - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0055
【投稿者】
30代 女性
【人生に影響を与えた理由】
竹野内豊さん主演の、フィレンツェが舞台の映画です。この映画がとっても大好きで、竹野内豊さんや相手の女優さんの美男美女、イタリアの素敵な街並み、エンヤの音楽など、スケールの大きさが美しいです。はかないすれ違い、戻れない過去、挫折や絶望を乗り越えて、最後ハッピーエンドで結ばれるというストーリーが何とも言えず大好きです。10年前にここで会おうと約束したことをお互い忘れることなく出会い、いろんな運命が味方して時間や空間が奇跡を起こしたこと、こんな素晴らしい恋愛をしてみたいと、ずっとこの映画の世界に憧れています。いつかフィレンツェのドゥオモに行きたいです。
【内容】
イタリアで、美術絵画の修復師の修行中の順正は、この地でかつての恋人あおいに再会する。彼女とやり直したいと願う彼だが、あおいには裕福な恋人と打ち込める仕事があり、彼の入る余地はなかった。そんなときアトリエで事件が起こる…。 辻仁成と江國香織が、ひとつの恋愛を男女それぞれの視点でつづった原作を、TVドラマ界の人気監督・中江巧が演出。竹野内豊、ケリー・チャンという美男美女の主演、フィレンツェ、ミラノのロケなど、美にこだわったビジュアルが、悲恋を大いに盛りあげる。竹野内があおいとの過去、アトリエでの事件などに苦悩する主人公を表情豊かに演じている。また順正の恋人を演じた篠原涼子が、彼への熱い思いをほとばしらせる熱演を見せており、一見の価値ありだ。(斎藤 香)
ゴッド・ファーザー - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0056
【投稿者】
20代 男性
【人生に影響を与えた理由】
高校生の頃に漁るように見ていた映画の中でひときわ目に止まり、見た映画です。とにかく、イタリアンマフィアのかっこよさ、が好きです。ドンコルレオーネのようにファミリーを大事にする考え方。目的のためには手段を問わない強さ。三部作にもわたる長編映画で、息子の代までつながるストーリー性。見終わったあとに溢れる充実感。この映画を高校生の時に見れて話題にもなったしとても良かった。今でも、たまにあのゴッドファーザーのテーマ曲を聞いて浸っています。
【内容】
コッポラ監督は、コルレオーネ一族の家族模様と、ファミリーが手がける恐ろしい組織犯罪の両方の間で巧みにストーリーを展開させながら、アメリカでの勢力争いを巡るシチリア人マフィアの血なまぐさい盛衰を描いた。
もし小学生のときに出会っていたら、俺はあなたに肩の傷をつくらせなかった。 中学生のときに出会っていたら、一緒に遠くに家出をした。 高校生のときに出会っていたら、俺は毎日あなたに聴いてもらうためにギターを弾いた。 もし大学生のときに出会っていたら、俺もあなたも、いま絶対にここにはいない。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.00074
【投稿者】
20代 女性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
もし小学生のときに出会っていたら、俺はあなたに肩の傷をつくらせなかった。 中学生のときに出会っていたら、一緒に遠くに家出をした。 高校生のときに出会っていたら、俺は毎日あなたに聴いてもらうためにギターを弾いた。 もし大学生のときに出会っていたら、俺もあなたも、いま絶対にここにはいない。
【タイトル・著者】
江國香織「神様のボート」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
実際、そうではなかったから、いろいろなことが違ってしまったけれど、いつ出会っても必ず共にいたのだろうと思わせる一節。 初めてこの本を読んだのは、中学生の頃で、恋愛なんて憧れでかなく、愛とは何かなど考えもしませんでしたが、その一節は印象的でずっと胸に残っていました。 それから十年以上経ち、大人になってからふと思い出し、本棚から引っ張り出して読み返しました。 あの頃の私には分からなかったけれど、今ならこの一節が、どれほど愛と幸福に溢れているのかが分かります。その時出会えなかったことのもどかしさも。 その人の過去でさえ幸せにしたいと願う、真摯に愛することの幸せを知った一節です。
【本の内容】
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子"。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの"“神様のボートにのってしまったから"――恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。
運命は自ら招き、境遇は自ら造る - 本で出会った素敵な言葉 vol.00075
【投稿者】
20代 男性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
『運命は自ら招き、境遇は自ら造る』
【タイトル・著者】
丸山敏雄「万人幸福の栞17カ条」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
その本(幸福の栞)は、朝散歩中に出会った人から勧められた塾(毎朝5時からある倫理塾) で毎朝栞を読む時間があるのですが、その際に読んだ一文です。 その時私は色々と悩んでいる時期だったのですが、この一文の中に「運命は自分の力で切り開いていける。 境遇も、自分の心の通りに変わっていくものだから、喜んで事にあたってゆけば良い」 とあり、それが全てでは無いにしても一理あると感銘を受けながらも勇気をもらい、思い切って行動に移せる切っ掛けとなったのがこの本を好きになった理由です。
【本の内容】
第一条 今日は最良の一日、今は無二の好機
第二条 苦難は幸福の門
第三条 運命は自らまねき、境遇は自ら造る
第四条 人は鏡、万象はわが師
第五条 夫婦は一対の反射鏡
第六条 子は親の心を実演する名優である
第七条 肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号
第八条 明朗は健康の父、愛和は幸福の母
第九条 約束を違えれば、己の幸いを捨て他人の福を奪う
第十条 働きは最上の喜び
第十一条 物はこれを生かす人に集まる
第十二条 得るは捨つるにあり
第十三条 本を忘れず、末を乱さず
第十四条 希望は心の太陽である
第十五条 信ずれば成り、憂えれば崩れる
第十六条 己を尊び人に及ぼす
第十七条 人生は神の演劇、その主役は己自身である
愛と悲しみのボレロ - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0057
【投稿者】
50代 女性
【人生に影響を与えた理由】
若い頃、漫画の本でバレイの本を読みました。それにボレロとゆうバレイが感動的と書いてありました。私は1度そのボレロを実際に見たくなりました。そこでお金をためボレロを正装して、見に行きました。それは有名なジョルジュ、ドンの最後のボレロでした。とても感動してお客様が全員立ってブラボーと言って、何回もアンコールがありました。私はバレイを見るのは、初めてだったので涙を流しながら手を叩いてました。でもその後ジョルジュ、ドンが亡くなって見れなくなりました。そこで、悲しい時や、辛い時は愛と悲しみのボレロを見て泣くだけ泣いて、立ち直をろうと頑張っています。
【内容】
モーリス・ベジャール×ジョルジュ・ドン ラスト15分の“ボレロ"は、映画史上に残る圧巻のクライマックス! フランス映画界きっての映像詩人クロード・ルルーシュが制作・脚本・監督を兼任し、持てる力をすべて注いだ自らのキャリア=人生の「総決算」的ミュージカル歴史大作。 モスクワ、パリ、ベルリン、ニューヨーク。四か国四都市に暮らす四つのショウビジネス一家が、第二次世界大戦の悲劇を乗り越えて戦後の荒波を生き抜き、現代のパリで合流するまでを、ルルーシュは台詞に頼ることを極力避けながら、映像と音楽の力で見事に描き切った。 ルドルフ・ヌレエフ、エディット・ピアフ、ヘルベルト・フォン・カラヤン、グレン・ミラーといった実在のアーティストをモデルとした登場人物たちが交錯する、虚実織り混ぜた波乱万丈の物語を彩るのは、フランス、ポーランド、アメリカを代表する新旧の実力派俳優、ダンサー、ミュージシャンたち。 物語の進行に不可欠となる音楽を担当したのは、ルルーシュの盟友フランシス・レイと、レイと並ぶフランス映画音楽界の巨匠ミシェル・ルグラン。 ルルーシュ作品の音楽をルグランが手掛けるのも、レイとルグランの夢のコラボレーションも、本作が最初で最後の貴重な機会となった。 エッフェル塔を臨むトロカデロ広場で、世界的舞踏家ジョルジュ・ドンがラヴェルの“ボレロ"のリズムとメロディに合わせて披露するダンス(振り付けはモーリス・ベジャール)は、映画史上に残る圧巻のクライマックスを形成する。 フランスでは公開時に300万人を超える観客を動員、大ヒットを記録した。