本当に大切なものは目に見えない。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.0141
【投稿者】
30代 男性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
本当に大切なものは目に見えない。
【タイトル・著者】
サン・テグジュペリ「星の王子さま」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
小学生の時に読んだ本ですが、当時、深く感動したものです。 小学生ながらも、なんだかとても良い本があるもんだなと思いました。 今も思うことですが、目に見えないものにこそ物事の本質があると考えています。 人は視覚から得る情報がほとんどですが、心の目で見ないと、真実にたどり着けないような気がします。 ただ、どうしても先入観ですべてを見てしまうのでいくらか真実を見落としながら、世の中を生活をしているのはほとんどだと思います。
【本の内容】
本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。