こいつと並んで、行けるところまで頑張ろう。それから先のことは、その時考えよう - 本で出会った素敵な言葉 vol.00021
【投稿者】
20代 女性
【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】
こいつと並んで、行けるところまで頑張ろう。それから先のことは、その時考えよう。
【タイトル・著者】
恩田陸「夜のピクニック」
【その言葉が好きな理由・感動した理由】
主人公の親友に対する信頼が表れている言葉だと思うから。お互いに思春期特有のいろんな悩みがあるけど、歩行祭というビッグイベントをこの親友と一緒に完結させたいと願っている主人公の思いに感動しました。高校生という一度きりの輝いている時間に最高の親友や仲間を見つけられるということは、すごく貴重な体験だと思う。これからの人生で辛いこともたくさんあると思うけど、青春の時間が充実している人はきっと困難を乗り越えて、人間として成長していけると思う。
【本の内容】
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。