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女子高生コンクリート結め殺人事件:佐瀬稔 - 私の人生に影響を与えた本 vol.0091

 

【投稿者】

20代 女性

【人生に影響を与えた理由】

悲惨な事件を加害者家族からの視点で追っている作品です。事件の全貌を細かく記述している部分が多く、ショックなことも多いですが、事件の加害者家族の視点から出版している作品はとても少ないので、貴重な一冊だと思います。少年犯罪、多くの加害者、戦後類を見ない残酷な事件であるにも関わらず、法に守られ、充分とは言えない処遇となった事件について、再考させられました。この作品がきっかけとなり、少年犯罪にとても興味を持ち、今研究しようとしています。

【内容】

1989年、東京都足立区綾瀬で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件は、検察をして「犯罪史上においても稀に見る重大かつ凶悪な犯罪」と言わしめた残虐な事件だった。恐るべき犯行に及んだ16~18歳の4少年の素顔とは?生い立ちや親子関係、犯行時の心境をたどり、少年犯罪の闇、家庭や教育が抱える問題を指摘する。事件後、初めてその全容を明らかにした衝撃のノンフィクション。

 

【目次】

第1章 別れ道

第2章 赤い嵐

第3章 六人の騎手

第4章 身勝手な恋人

第5章 伏線

第6章 ドラゴン・クエスト

第7章 暗い部屋