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理屈をこねずに働こう。人生を耐えられるものにするにはこれしかありません。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.0134

 

【投稿者】

20代 男性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

理屈をこねずに働こう。人生を耐えられるものにするにはこれしかありません。

 

【タイトル・著者】

ヴォルテール「カンディード」

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

私は大学生で、就職活動をしている最中にこの本を読みました。当時自分にとっての仕事は何か?なぜ人は働かないといけないかを考えていたとき様々な答えの内の一つとしてこれがすごく印象に残り今の自分に影響を与えてくれたからです。 労働は究極的には生きるためにするものですが実はそれだけでなく他の役割も備えています。働くことで貧乏から逃れられ、道徳的に悪とされる行いも労働で時間が割かれることでする暇がなくなります。また格好は付きませんが仕事があることで退屈を凌げるということです。 当たり前のことかもしれませんがこれが仕事をする上で究極のモチベーションになるのではと思い大変感動しました。

【本の内容】

楽園のような美しい故郷を追放されてしまった、まっすぐな心と純朴な気質をもつ“純真な”若者カンディード。恩師パングロスの説く「最善説」の教えを胸に、大地震、戦乱、盗賊や海賊の襲撃など、度重なる災難に立ち向かい、そして最後の最後、ついに一つの真実を見つけるのだが……。18世紀啓蒙思想家ヴォルテールの代表作。