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恋に落ちた後には、もっと長い試練の時期が控えているのに。 最初の心奪われるような感情が、ずっと続くわけではないのに。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.00016

 

【投稿者】

50代 女性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

恋をしたいけど、相手に出会わないという人は、 恋に魅力を求めすぎているのかもしれません。 恋に落ちた後には、もっと長い試練の時期が控えているのに。 最初の心奪われるような感情が、ずっと続くわけではないのに。

 

【タイトル・著者】

ターシャ・テューダー「生きていることを楽しんで」

 

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

自分の人生を、「こういうのも在りだな。私の場合は、これで良かったのだ」と肯定できるから。 自分の家庭環境から、家庭を持つことは試練や地獄に他ならない、という考えを持つにいたった。だから、「恋」のために自分を磨く、という発想が持てない。 世の中、「結婚しなきゃ一人前じゃない」、とか、「子どもを持たなきゃ一人前じゃない」とか、くだらないことを吹聴して独り者の肩身をせまくさせる厄介な存在がいる。 「恋」から「愛」へ。そして、共に歩む選択をし、家庭をもって幸せに生きている人がいることも知っている。 けれど、「恋」は、ひと時のもの。向かい合ってお互いだけを見つめる行為。「愛」は、横に並んで同じ方向を向いて、共に歩んでいく行為。 「恋」よりも魅力的なものを、私は見つけた。「恋」を否定はしない。でも、「恋」が全てではない。

【本の内容】

私はいくつに見られようと平気よ。今の自分にできることをすれば、91歳でも堂々と生きられるわ。憧れの絵本画家ターシャが自らの価値観をあますことなく書き下ろした特別編。