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時をかける少女 - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0177

 

【投稿者】

40代 女性

【人生に影響を与えた理由】

まだ小学生だった時に、初めて映画館で見た、ちゃんとした映画だったと記憶しています。その頃は角川映画ブームまっただ中で、原田知世のデビュー作でもありました。ただ、他のアイドルのニコニコした映画ではなく、筒井康隆のSF小説が原作の、とても不思議な映画でした。思春期の揺れ動く心の内面を、尾道の古い街並みのなかで、美しく描いており、子ども心に、少し背伸びしたような、印象で、ワクワクみたように思います。主演の原田知世さんの透明感は、他の女性にはない存在感で、今なお、ああいう女性ってなかなか出てこないなと思い出します。

 

【内容】

「いつか、どこかで出逢うはずの彼に、出会ってしまった。」 土曜日の放課後。芳山和子は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴く。中に入るとフラスコが倒れ、ラベンダーの香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまう。その日から奇妙なデジャ・ビュに悩まされ始めた。授業も、地震や火事も、和子が前の日に経験したことばかり。言知れぬ不安に震える彼女を優しく支える深町一夫。彼は未来から来たタイムトラベラーだった!