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パリ、18区、夜。 - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0164

 

【投稿者】

40代 男性

【人生に影響を与えた理由】

実際に起きた犯罪をモチーフとしたフランス映画で、爆発があったりと派手な演出は一切ありません。登場人物は、貧困の中にあったりいい加減な警察官だったりと実際のパリにいそうな人間を描いています。ヒーローもいません。はっきり言って地味な映画だと最初は思ったのですが、徐々に「人間なんて所詮こんなもの」というメッセージが観えてきて、それ以来何度も観返しています。挿入歌のセンスもとてもよく、心の奥底にずっと残っている映画です。

【内容】

叔母のミナを頼り、ダイガは女優を目指してパリにやって来た。やがてミナのアパートから、老女を狙った連続殺人事件の新しい犠牲者が出る。ミナはダイガをホテルの経営者に紹介し、彼女はホテルに住むことに。そこで彼女は、カミーユとラファエルというゲイのカップルが愛し合う姿を見た……。実際にあった老女連続殺人事件を中心に、パリ18区に暮らす人々を描いた群像劇。