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魔女の宅急便 - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0076

 

【投稿者】

20代 女性

【人生に影響を与えた理由】

子供のころからジブリの映画が大好きで、もちろん「魔女の宅急便」もほかのジブリ作品同様に何度も見ていた。しかし、その頃の感想としては、「ジジ飼いたいなぁ」くらいのものだったのだが、高校を卒業して一人暮らしを始めて3か月ごろ経ったときにたまたま「魔女の宅急便」を見たところ、キキにものすごく感情移入してしまいました。 キキの方がずっと年下だけど、親元を離れて新天地で一人生活を始めていく様子が、その時に私と重なって見えたのだ。一人暮らしから3か月経ち、家の周りも落ち着いてひと段落したころ、ふと緊張の糸がゆるんで知らぬ間にホームシックになってしまっていたようです。そんな心境の中で、泣き言を言わずに奮闘するキキを見て、「キキも頑張っているのだから、私も頑張ろう」と元気が湧いてきました。また、子供のころから何度も見てきた映画なのに、そのような視点から見ることができるようになった自分に対しても、「大人になったんだなぁ」としみじみする部分もあります。私はいまだに一人暮らしで、落ち込むことやさみしくなることもありますが、そんな時私の心の支えになってくれるのは、親でも彼氏でもなく、この映画なのです。

 

【内容】

魔女の子は、13歳になると一人前の魔女になるために1年間の修行に出なければなりません。黒猫ジジを連れて父母のもとを旅立ち、海辺の町コリコを修行の場に選んだキキは、親切なパン屋のおかみ・おソノさんのすすめで、唯一使える魔法である、ホウキで空を飛ぶ能力を活かして“お届け屋さん""の仕事を始めます。日々の仕事に励む中で、女子画学生のウルスラや、空を飛ぶことを夢見る少年トンボと友達になり、少しずつ町での生活に慣れていくキキ。しかし、熱を出して仕事を休んだ翌日、キキは自分の空を飛ぶ能力が弱まっていることに気づきます。はたしてキキは“お届け屋さん""の仕事を続け、この町で暮らしていくことが出来るのでしょうか。