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マイ・フレンド・フォーエバー - 私の人生に影響を与えた映画 vol.0002

 

30代 女性

 

エイズ患者の小さな子どもと、その子供と友達になり、子供が死ぬまで一緒にいてあげた映画で感動作。最も影響を与えたのはエイズであっても差別しなく、平等に人と関わる大事さを教えてくれた映画です。特に一番のシーンはエイズの子供と遊んでいた子供の母親の姿で、エイズとわかりながらも遊んでくれている子供を大事に思い、虐待をしていたその子の母親もとへ行って逆にしかりつけるというところです。血はつながっていなくても人を大事に想う平等な心を考えさせられた映画です。

 

 

 

不治の病の治療法を求めて、少年たちは旅に出た
夭逝したブラッド・レンフロの代表作にして
全米を涙させた感動の青春ヒューマンドラマ
映画の言葉“歴史ではひどい病人が元気になった話が幾つもある 人はそれを“奇跡"と呼ぶ"

<キャスト&スタッフ>
エリック…ブラッド・レンフロ(滝沢秀明)
デクスター…ジョセフ・マッゼロ(今井 翼)
リンダ…アナベラ・シオラ(弥永和子)
ゲイル…ダイアナ・スカーウィッド(吉田理保子)
医師…ブルース・デイヴィソン(宝亀克寿)

監督:ピーター・ホートン
製作:マーク・バーグ/エリック・アイスナー
脚本:ロバート・カーン
撮影:アンドリュー・ディンテンファス
音楽:デイヴ・グルーシン
●字幕翻訳:戸田奈津子 ●吹替翻訳:伊原奈津子

<ストーリー>
12歳のエリックは母親と2人暮らし。ある日、幼少時に受けた輸血のおかげでエイズ患者になった少年デクスターが隣家に越してきた。学校へもいけないデクスターは毎日庭で独り遊びに興じていた。同じように孤独な少年であったエリックは、母親から禁じられていたにもかかわらず、デクスターと交流するようになる。2人でタイヤチューブに乗って川を下り町のスーパーへも出かけるが、エイズ患者が店にいたことは町の噂になるほどだった。新聞でニューオーリンズの医者がエイズの治療法を開発したというニュースを知ったエリックは、デクスターを誘い、タイヤチューブをつなげた自家製のイカダでミシシッピ川を下る旅に出発する。夜空の下に眠る夜、デクスターはときどき宇宙の果てにいるような夢を見ると打ち明ける。エリックは自分の汚れたスニーカーを彼に抱かせ「この靴を見れば僕がそばにいるとわかるさ」と勇気づけるが……。

<ポイント>
●11歳で出演した『依頼人』(94)で注目されたブラッド・レンフロは、『ゴールデンボーイ』(98) 『ゴーストワールド』(01)『BULLY ブリー』(02)などでハリウッドを担う若手俳優のひとりと注目されていたが2008年1月、ヘロイン過剰摂取により自宅で死亡しているのが発見された。享年25。
●エイズ患者の少年を演じたジョセフ・マッゼロは『ジュラシック・パーク』(93)『激流』(94)の少年役で知られるが、成人した近年も『ソーシャル・ネットワーク』(10)やテレビミニシリーズ『ザ・パシフィック』(10)などに出演している。
●監督のピーター・ホートンはスティーヴン・キング原作の『チルドレン・オブ・ザ・コーン〈V〉』(84)に主演した俳優で、ミシェル・ファイファーの夫だった(88年に離婚)。他の監督作に『アメリカン・パロディ・シアター〈V〉』(87)がある。近年はテレビの人気シリーズ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」(05~07)の製作総指揮にあたっている。