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ウォールデン 森の生活:ヘンリー・D.・ソロー - 私の人生に影響を与えた本 vol.0129

 

【投稿者】

40代 男性

【人生に影響を与えた理由】

この本に込められたメッセージは「無駄なものを排除して、シンプルに暮らそう」というもの。実際に作者が人里を離れ森の中で自給自足をしながら、生きる上で最低限必要なものは何かを見つけるというストーリーなのですが、もともと買い物好きで何でもかんでも衝動買いしては「やっぱりいらない」を繰り返していた私はこの本を読んだ時に目が醒める思いでした。私はそれ以来現在に至るまで、この本から学んだ“本当に必要なしかも品質の良いものだけを揃える”を実践しています。おかげで家の中はすっきり、心もすっきりです。

【内容】

ボストンの近郊、コンコードの町に近いウォールデン池のほとりに、ソローは自ら建てた小屋で、2年3ヵ月、独り思索と労働と自然観察の日々を過した。人間の生活における経済の理念をはじめ、人生のあるべき姿や精神生活の大切さ、森の動植物への情愛などを語りながら、彼は当時のアメリカ社会と人間を考察し続けた。物質文明の発展が問い直されている今日、ソローの思想の持つ意味はますます大きい。

 

【目次】

1 経済
2 住んだ場所とその目的
3 読書
4 音
5 孤独
6 訪問者
7 豆畑
8 村
9 池
10 ベーカー農場
11 より高き法則
12 動物の隣人たち
13 暖房
14 先住者――そして冬の来訪者
15 冬の動物
16 冬の池
17 春
18 結び
19 解説――ヘンリー・D・ソローの生涯
20 年譜