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国家の罠:佐藤優 - 私の人生に影響を与えた本 vol.0110

 

【投稿者】

30代 男性

【人生に影響を与えた理由】

佐藤さんの本を読んで、佐藤さんの知識の深さがすさまじいことに、驚き感心しました。読んだ当時はまだ大学生でしたが、世の中にはこんなに勉強している人がいるのか、と衝撃を受けました。自分はそれ以来、いくら勉強をしても全く満足することはありません。世の中には本当にたくさん勉強している人がいるからです。 佐藤さんの名を一躍、世に知らしめた作品ですが、自分に多大な影響を及ぼした、と思っています。佐藤さんの本をたくさん読むきっかけにもなりました。

【内容】

著者はロシア外交のプロとして鳴らした外交官であったが、2002年、いわゆる「鈴木宗男事件」で背任と偽計業務妨害の容疑により逮捕された。512日間に及ぶ拘置、独房生活の末、今年2月の第1審で下された判決は「懲役2年6カ月、執行猶予4年」。著者は即日控訴の手続きを取った。  本書は、著者の目が捉えた事件の内幕を赤裸々に綴った手記である。逮捕前夜に渦巻いていた外務省内部の権力闘争や自民党の内部抗争、さらには本件を「国策捜査」であると明言したという検事とのやり取りを、冷静に再現していく。また、政治家・鈴木宗男を著者は極めて高く評価している。バッシングにさらされた“腹黒い政治家”というイメージとは対極にあるような意外な人物像が浮かび上がってくる。