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スタンフォードの自分を変える教室:ケリー・マクゴニガル - 私の人生に影響を与えた本 vol.0006

 

【投稿者】

30代 女性

 

 挫折しがちな新しい習慣付や悪習慣の断ち切りに、とても参考になる本です。よく目にする「意志力」とは一体どんなものなのか、なぜ人は誘惑に負けてしまうのかといったことが、神経科学、脳科学なども含んだ非常にわかりやすい形で書かれています。   この本は、1章が1講義のような形で作られています(10章なので10講義相当です)。1章1方法の形で具体例を用いつつ、なぜ人はそういった行為を選んでしまうのか(果物よりチーズケーキが食べたい!、など)、どうすればより自分の望んだ行動を取るように出来るのか、とても興味深く書かれています。  この本を読んで、なぜ今まで夜食についつい手が伸びていたのか、なぜそれをやめようと思ってもうまく行かなかったが理解出来ました。そして、誘惑になぜ負けるのかを理解して、それらを回避できるようになったので時間をダラダラと使ったり、無駄な時間だったと思う過ごし方を減らすことが出来ています。

 

 

60万部のベストセラーがついに文庫化!これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる。目標を持つすべての人に読んでもらいたい一冊。

 

Introduction 「自分を変える教室」へようこそ―意志力を磨けば、人生が変わる
第1章 やる力、やらない力、望む力―潜在能力を引き出す3つの力
第2章 意志力の本能―あなたの体はチーズケーキを拒むようにできている
第3章 疲れていると抵抗できない―自制心が筋肉に似ている理由
第4章 罪のライセンス―よいことをすると悪いことをしたくなる
第5章 脳が大きなウソをつく―欲求を幸せと勘ちがいする理由
第6章 どうにでもなれ―気分の落ち込みが挫折につながる
第7章 将来を売りとばす―手軽な快楽の経済学
第8章 感染した!―意志力はうつる
第9章 この章は読まないで―「やらない力」の限界
第10章 おわりに―自分自身をじっと見つめる