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世界の片隅のまんなかに、自分の全部を隠した場所がある。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.0098

 

【投稿者】

20代 女性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

世界の片隅のまんなかに、自分の全部を隠した場所がある。

 

【タイトル・著者】

一穂ミチ「世界のまんなか」

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

誰にでも人には言えない秘密や作っている部分はあると思います。ただ単にそれが悪い事ではなく、それが自分を強くするものであれば、プラスな事になると感じたからです。 秘密=隠し事 というのが、罪悪感を感じ、自己嫌悪に陥っていましたが、決してそれが自分だけではなく、当たり前の事だと思えた事によって、恥じる事なく自分に自信を持つ事ができました。 前向きになれた事で、日々が楽しく、充実していると実感する事ができ、この本のこの一節がとても好きです。

【本の内容】

極端な二面性を持つ人気アナウンサーの計と、懐の深すぎる映像作家の潮。知り合って一年、些細な諍いは絶えないながら仲良くやっていたふたり。そんなとき計は「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が、自分のせいで旭テレビのアナウンサー試験に落ちていたことを知る。好きでなったわけじゃない自分に、ここにいる資格はあるのか。迷いから調子を崩す計は、心配してくれる潮にも素直になれず…?