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俺 生きててよかった - 本で出会った素敵な言葉 vol.00056

 

【投稿者】

20代 女性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

最終話ラストシーンの翔の「俺 生きててよかった」という台詞。

 

【タイトル・著者】

高野苺「orange」

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

この物語は未来の自分から「後悔をなくしてほしい」という手紙が届いた主人公・菜穂達がその手紙をもとに、一人の大事な友達の命を救うという青春感動ストーリーです。パラレルワールドの未来の菜穂達は翔を自殺で失っています。翔にとって自殺=生きることに価値を見い出せなかったということであり、未来の菜穂達は自分達の行動次第で翔の心を救い共に生きていくことができたはずなのにそれに気付けなかったことを強く後悔しています。 ラストの翔のあの台詞は彼を救おうと奮闘してきた菜穂達にとって報われたと思える、この上ないほど嬉しい言葉だったと思うのです。たくさん悩んで頑張ってきた菜穂達を思うと翔の笑顔に感動せずにはいられません。しかし、涙が出る理由はそれだけではありません。この物語の世界はパラレルワールドなので手紙をもらった菜穂達の翔が救われたとしても、手紙を送った未来の菜穂達のもとに翔が還ってくるわけではありません。未来の菜穂達は、手紙が届いたのかも知らず、翔が救われたのかもわからないのです。それでも手紙を送らずにはいられなかった、それほど翔は菜穂達にとって大事な存在であったことが伝わります。しかしこの菜穂達は翔のいない世界でこれからも生きていくのです。それを考えると切なくてたまりません。 だからこそ、翔を救えたという証のような彼のあの一言に感動して涙してしまいます。

【本の内容】

現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。
少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!
第一巻は、集英社版1巻に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。
高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。そこには未来の自分の後悔がつづられていた。
はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。

 

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