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責難は成事にあらず」 - 本で出会った素敵な言葉 vol.00048

 

【投稿者】

30代 女性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

「責難は成事にあらず」

 

【タイトル・著者】

小野不由美「華胥の幽夢」

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

「華胥の幽夢」は、小野不由美の人気シリーズ「十二国記」の中の1冊です。 その話の中で、国王となった人物が国を治めるのに失敗したときに残した言葉が「責難は成事にあらず」です。 意味は「物事を非難しているだけでは、何かを成し得たことにはならない」といったところでしょうか。 この人物は悪政をしく前王を討ち取って新たな王として即位しますが、彼やその仲間には国を治めるための明確なビジョンがありませんでした。 国民を苦しめた前王を非難するばかりで、その国民をどう救えばいいかをきちんと考えていなかったのです。 そのため彼の治世も長くは続かず、彼は遺言として「責難は成事にあらず」と言い残しました。 私は、この言葉は普段の私たちのふるまいにも当てはまると思いました。 私たちも、誰かの行動や意見を非難するだけで満足してしまっていることがないでしょうか。 文句をつけるばかりで、じゃあ自分ならどうするかということを考えないでいるときがないでしょうか。 それでは気分がすっきりするだけで、物事は何も良くなっていないのです。 「責難は成事にあらず」は、自分を見つめ直すための名言だと思います。

【本の内容】

十二国の歴史を彩る5つの物語 景王陽子は、泰麒蒿里は、楽俊は、そして延王尚隆、泰王驍宗、供王珠晶、采麟揺藍、祥瓊、月渓、利広は、それぞれの胸に何を秘めるのか!! 戴国王驍宗(ぎょうそう)の命で漣国へ赴いた泰麒(たいき)を待っていたのは。 芳国王仲韃(ちゅうたつ)への大逆の張本人月渓(げっけい)に慶国王陽子から届けられた親書とは。 才国の宝重華胥華朶(かしょかだ)に託された理想の王国への憧憬の行方は。 そして、陽子、楽俊(らくしゅん)、十二国はいま――。 あなたの心をふるわせ胸を熱くする12国記珠玉の短編集。

 

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