かつてハルク・ホーガンという人気のレスラーが居たが私など、その名前をきくたびにハルク判官と瞬間的に頭の中で変換してしまう - 本で出会った素敵な言葉 vol.00026

この文章が本の書き出しです。しかも小説の内容は、平安時代末期の源義経の話なのにもかかわらずです。あまりのくだらなさに感動して即買いしました。この書の作者である町田康は、かつて町田町蔵の名前でINUというパンクバンドで活躍していた人で、こんな壊れた文章なのにもかかわらず、芥川龍之介賞、川端康成文学賞、谷垣純一郎賞といった数々の文学賞を受賞しています。今回の作品もいつもどおりダラダラと話しがすすみぶっ壊れた話で最高でした。