本棚

本や映画の情報サイト

こういう何げない言葉が、かえって子供の忍耐力の芽生えを邪魔してしまうことにもなりかねません。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.00018

 

【投稿者】

30代 女性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

子供が転んでしまった例で言えば、たいがいのお母さんはすぐに駆け寄り「痛かった?大丈夫?」と助け起こすのではないでしょうか。 ところが、こういう何げない言葉が、かえって子供の忍耐力の芽生えを邪魔してしまうことにもなりかねません。

 

【タイトル・著者】

多湖輝「子どもを伸ばすお母さんの魔法」




【その言葉が好きな理由・感動した理由】

娘の幼稚園のマラソン大会で女の子が転んで大泣きしてしまった時、私は少し悩んで女の子が自力で立ち上がるのを待とうと、しばらく様子を伺っていました。しかし、すぐ近くにいた他のお母さんは、「○○ちゃん大丈夫?」と起こしてあげ、まさしく上記の3のような光景になったのです。その時、私もなぜすぐに起こしに行ってあげなかったのか随分と悩みました。自分はひどい人間なのかな、と。 しかし、この本に偶然出会い、偶然自分が体験した内容のことが書いてあり読み終わった時には、自分のやったことは決して間違いではなかったのだとほっとしたのを覚えているとともに、この一節にとても救われた気持ちになりました。

【本の内容】

子育てハウツー本で数々のベストセラーをものにしてきた筆者が、現代のお母さんのために書き下ろした「しつけテクニック集」。「いつもうるさいお母さんが小声で話すと、なぜか子供は真剣に聞く」--など、心理学を応用した「子育て魔法」が満載。物が溢れて、危険がいっぱいの現代。欲しい物を我慢させ、危険を回避するにはどうしたらよいのか。お母さんの「今の悩み」にもずばり答えます。楽しいイラストもふんだんにあしらいました。