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生産活動に参加していなくても、消費活動を行っているだけで、「誰かの役に立っている」のです。 - 本で出会った素敵な言葉 vol.0007

 

【投稿者】

60代 男性

【本で出会った素敵な言葉・好きな一節・感動した一文】

「経済とは何か」をつきつめていくと、こんなことがわかります。 「人は、ただ生きているだけで価値がある」 「人は、ただ生きているだけで誰かを支えている」 生産活動に参加していなくても、消費活動を行っているだけで、「誰かの役に立っている」のです。

 

【タイトル・著者】

藤野英人「投資バカの思考法」

 

 

【その言葉が好きな理由・感動した理由】

人は何らかの形で支え合いながら生きているということをあらためて教えてもらいました。特に、投資をしている人の視点からの言葉なので驚かされました。投資の世界といえば弱肉強食、経済価値優先の真逆のイメージなのですが、社会や経済が回っていくためには生産だけでなくそれに相当する消費があって成り立つというあたりまえといえばあたりまえのことなのですが、つい忘れがちなことでもあります。いくら優秀でも一人だけではお金持ちにも名選手にもなれません。人ひとりひとりの存在価値を認めて経済や社会的価値の循環システムを整備することが個人にとっても社会全体にとっても有益なのではないかと思えました。

【本の内容】

東洋経済オンライン、NewsPicks、ほぼ日刊イトイ新聞、ライフハッカー―― 各メディアで話題沸騰! 人生で必要なことが、投資を通じて学べる1冊 「投資だけでなく、人生にたいせつなことが学べる! 」 「今まで読んできた中で、もっとも本質的な本」 「投資家だけでなく、投資をしない人にこそ読んでほしい! 」 「むずかしいこといっさいナシ! とにかく読みやすい! 」 発売当初より、投資にかぎらず 人生で必要な考え方が学べると話題の本。 「稼ぎ方」や「はたらき方」さらには「生き方」まで… 読んでおけば一生使えて、陳腐化しない。 カリスマ投資家の25年をつめこんだ7つの武器を初公開! ******************************************************** <項目> ●投資がむずかしいのは「未来が読めない」から ●まずマーケットの正体を見破る ●人間の目は「選択的」に情報を選んでいる ●人は「主観の牢獄」から逃れることができない ●投資の世界は、「美人コンテスト」と同じ ●なぜ「驚安の殿堂 ドン・キホーテ」は過小評価されていたのか ●「決断しない人」は「決断しない」という決断をしている ●「相性が合わない」銘柄は捨てる ●正解が「真ん中」にあるとは限らない ●安定とは、貧乏人が貧乏のままでいること ●リスクを最小化させる唯一の手段とは ●「サンクコスト」は考えない ●「ブラック企業」に居続ける人の心理とは? ●「ネガティブシンカー」にも「良さ」がある ●お金よりも大事なもの、それは「時間」