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百瀬、こっちを向いて。:中田永一 - おすすめの恋愛小説 vol.0076

 

【おすすめの恋愛小説】

中田永一「百瀬、こっちを向いて。」

 

【おすすめの理由】

この本は自分のことを「人間レベル2」と称するような男子高校生が主人公です。教室の隅っこにしか居場所を与えられず、自分に何一つ自信を持てず、女子と話す事はおろか友達さえもほとんどいない、そんな高校生活から青春を取り上げられてしまっているような男の子が、青春の象徴とも言える恋に出会い、その恋にもがく姿が瑞々しくて、純粋で、真っ直ぐで、切なく感じます。また、主人公を取り巻く主要人物3人は少々身勝手な3人です。恋人がいる先輩と付き合っている女子高生・百瀬。百瀬と付き合いながらも、裕福なもともとの恋人との関係を断つことが出来ない先輩。彼氏が浮気しているのを知りながらも、それを隠して恋人でい続ける先輩の彼女。とても自分勝手だなと思うのに、どの人物も嫌いになれないのは、そんな自分の好きだという気持ちに正直で、恋に全力な姿が、まさに青春の若さであり、キラキラして見えるからだと思います。

【本の内容】

〜せつない恋心が感動を呼ぶ永遠の名作、遂に文庫化!/凄い! このありふれた世界からいくらでも新鮮な物語を掘り出すね。−映画監督・岩井俊二/どれも若い世代の淡い恋愛感情の芽生えを描き、繊細ながらもユーモラスで、叙情的でありながらコミカル。ぎゅっと抱きしめたくなるような、愛おしい作品ばかりだ―ライター・瀧井朝世〜 「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。 「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった……!」  恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。

 

【投稿者】

20代 女性