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手を握る泥棒の物語:乙一 - おすすめの恋愛小説 vol.0053

 

【おすすめの恋愛小説】

乙一「手を握る泥棒の物語」

 

【おすすめの理由】

冴えないデザイナーの青年は、盗みを働くために旅館の壁に穴を開けます。そこで手に入れたものは、現金や宝石などではなく人の手でした。薄い壁越しに手と手が触れ合うことで、次第に愛情へと変化していきます。二人のやりとりの展開から目が話せません。ミステリー要素もあるので、恋愛小説が苦手な方にも読みやすいでしょう。10代をターゲットにしているので、頼りなかったり、もどかしい場面もあります。賛否両論ありそうですが、私のお勧めする一冊です。

【本の内容】

「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

 

【投稿者】

30代 女性