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アルジャーノンに花束を:ダニエル・キース - 私の人生に影響を与えた本 vol.0182

 

【投稿者】

30代 女性

【人生に影響を与えた理由】

この本を読んだ10代の頃は、感動こそしたものの、これで人生が変わるとは感じていませんでした。 しかし、社会人、結婚、出産を経験して母親になった今、この本を読んだ経験が生きていると感じています。 その理由は、私が生んだ子供たちにあります。初めての出産で産んだのは双子の女の子でした。二人とも片手に乗るほど小さく、保育器の中で今にも息をするのを止めてしまいそうで、ずっと生きていてくれるような安心感が得られなかったのですが、それでもたくさんミルクを飲んで成長し、しばらく入院した後元気に退院しました。 しかし、しばらくして分かったのが二人の知的障害。それから親子三人で色んなことに取り組みました。なんとかこの子たちから「ママ」という言葉が聞きたかったんです。 アルジャーノンも主人公も投薬で知能を伸ばすことに成功しましたが、私は娘たちに投薬こそしませんが、パソコンや読み聞かせや他にも色々なことを経験させて、作品の主人公のように言葉を獲得させることに成功しました。 いつしか、この作品が私の育児を伴走してくれているような気持になっていました。この娘たちもアルジャーノン達のように高い知能を得られたら良いなと夢見ています。

【内容】

天才に変貌した青年チャーリイの葛藤を通して、人間の心の真実に迫る不朽の名作が愛蔵版に。酒井駒子の描きおろし装画であの感動をいつまでも。大切な人へのプレゼントにもぴったりの一冊です。  幼児なみの知能のため、みんなからバカにされてきたチャーリイ・ゴードン。頭がよくなる手術を受けた彼は、ついに天才へと変貌する―知を求めさまよう青年がやがて知る、ほんとうの愛とは?心の成長を描く不朽の名作。ファン必携の愛蔵版。

著者について 1927年ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。これを長篇化した作品がネビュラ賞を受賞し、世界的ベストセラーとなった。その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら執筆活動を続け、『五番目のサリー』『24人のビリー・ミリガン』(以上、すべてハヤカワ文庫)など話題作を次々と発表した。2014年6月没。享年86。