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青空のむこう:アレックス・シアラー - 私の人生に影響を与えた本 vol.0153

 

【投稿者】

20代 女性

【人生に影響を与えた理由】

小さなころは死後の世界について想像することはほとんどなかった。 この本を読み、自分の命も限りがあるという実感が強くなり、自分の人生について深く考えるようになった。 いつ死ぬかわからない、誰だって。 もし明日死ぬことがわかっていたら、私は家族や好きな人と可能な限り一緒にいるだろう。 でも別れは突然だ。今朝玄関で見送ったのが、最後なんてことも、現実に起こり得る。 その時後悔しないような生き方をしたい。 愛する人に感謝の気持ちを伝えながら、態度で示しながら、生きていこうと。 そういった気持ちは、だんだん忘れてきてしまうので、 この本は、いつも手元に置いている。

【内容】

ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して―。