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戒厳令の夜:五木寛之 - 私の人生に影響を与えた本 vol.0144

 

【投稿者】

50代 男性

【人生に影響を与えた理由】

この本に出会ったのは、私が中学生(多分2年生)の時でした。 当時は、東北の田舎町で、バスが1日上下合わせても4本程度しか走っていないそれは、とんでも無い田舎町でした。 そんな私が、町の本屋で偶然見つけたのが、この本、「戒厳令の夜」でした。 「3人のパブロフと名乗る男との副題が、興味をそそりました。 ありったけの小遣いを使い、その本(上下一巻づつ)を購入し、はやる気持ちを抑え、田舎道を我家へと急いだのです。 その本では、田舎に住む少年には聞いた事もないような世界が次から次へと出てきて、新しい世界観を想像させるに充分でした。 「山人」「海人」「ボタ山」「3人のパブロフ」それらは、今まで聞いた事もない単語でした。 その単語には、坊主頭の少年には大変ショッキングでセンセーショナルな響きでした。 その本を読み終えた時、「最、本を読もう。もっと、いろんなことを勉強しよう!色んな人にあわなければ」とこの田舎から出ることを決意させたのです。

【内容】



映画雑誌社に勤める江間は、出張時に博多のバーで、「伝説中の幻の絵」といわれるパブロ・ロペスの作品を見かける。なぜここに? 大学で美術史を専攻した江間の血が騒ぐ。江間は福岡の大物国士に相談し、日本への流入経路について探索をはじめる。スペイン内乱にはじまり、ナチスのパリ占領、GHQの日本統治、さらに政界の疑獄事件へとつながっていく手がかり。舞台は筑豊からチリへ。壮大なスケールの歴史ロマン。