神州天馬侠：吉川英治 - 私の人生に影響を与えた本 vol.0141
【投稿者】
40代 男性
【人生に影響を与えた理由】
子供の頃に読みましたが、冒険心や諦めない心などを学びました。私はそれまで飽きっぽい性格でしたが、この本を読んだのを機に、諦めない心が芽生え、やり遂げる事が多くなりました。もちろん急激に変われた訳ではありませんが、やがて親も驚くほどに、粘っこい性格となる事ができました。現在もその頃に培った性格が持続されていますので、人生に影響を与えてくれた本なのは間違いないと思います。 またそれ以外にも、歴史に興味を持つきっかけともなりました。本棚のどこかにしまわれていると思いますので、久しぶりに読み返してみたくなりました。
【内容】
大正末から昭和初めの「少年倶楽部」の目ざましい躍進期に、その中心読み物となったのが、佐藤紅緑の諸作と『神州天馬侠』である。織田・徳川の連合軍に滅ぼされた武田勝頼の遺子・伊那丸が、忠義の士に護られて、健気にもお家の再興をはかる。しかし、戦国群雄の圧力の前には――。当時、子供も大人もこの小説に熱狂した。今も、その底力を保ちつづける大衆児童文学の記念碑。
