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フリーエージェントスタイル社会の到来 組織に雇われない新しい働き方:ダニエル・ピンク - 私の人生に影響を与えた本 vol.0094

 

【投稿者】

30代 男性

【人生に影響を与えた理由】

組織や人との関わりの中でいかにうまくやっていくかということは人生の中でかなり重要な事だと考えていました。 今でもそれは変わりませんが、仕事においてはここ近年では変わってきていることをこの本で感じました。 個人として力を発揮できる土壌が出来上がってきており、いつまでも組織で没個性の状態でいることに大きな危機間を覚えました。 これからは組織の和を気にしすぎたり、周りの意見を聞きすぎて動けなくなっていた自分を少しづつ変えていこうと思った1冊でした。

【内容】

神田昌典氏に“未来をつくる書"と言わしめたダニエル・ピンクの著書のなかでも、名著といわれる『フリーエージェント社会の到来』が、装いも新たに新装版として登場! 社会派ブロガー・ちきりんさんも推薦! 「これからの働き方が、ここにあります」ーー。 ➢ 本書は、高度成長期に王道とされた「大企業に所属する」という働き方を捨て、組織に頼ることなく、自分の知恵を頼りに独立して働く“フリーエージェント"が増えている実態を明らかにした社会論です。 ➢ すでに初版が刊行された2002年当時、アメリカでは4人に1人が“フリーエージェント"としての働き方を実践していました。本書では、膨大なインタビューからその生活実態を明らかにしたうえで、彼らの存在感がますます高まっていくなかで、個人の生活における家庭と仕事のバランスや、社会の仕組みがいかに変わっていくかを予測しています。 ➢ 初版から10年以上経過した今、改めて読んでみても、今後の働き方や生き方を考えるうえで、多くの示唆に富んでいます。そこで、より若い読者の方にも手に取っていただきたく、今回、新装版として刊行しました! 初版に解説を寄せてくださった東京大学社会科学研究所の玄田有史教授には、この間の日本社会の変化を鮮やかに切り取り、新たな序文を書き下ろして頂いています。 ➢ そして著者であるダニエル・ピンクは、いまや最も輝いているフリーエージェントのひとりです。処女作である本書の執筆は、副大統領の首席スピーチライターとして多忙を極めていた彼が、過労のため、あろうことかホワイトハウス内の飾り瓶(デンマーク女王からの贈り物)のなかに延々と嘔吐し、離職を決意したところから始まりました。その後も意欲作をつぎつぎと発表し、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)や『モチベーション3.0』(講談社)などの著作は、34カ国語に翻訳され、世界中で200万部以上を売り上げています。まさに当代随一のオピニオン・リーダーとして成功したと言えるでしょう。 【序文より抜粋】 柔軟で好奇心を大切にするフリーエージェントとして生きたいなら、次のことから始めてみよう。大事なのは夢見ることではない。行動することである。 1. 自分はフリーエージェントになる、と外部に向けて「FA宣言」しよう 2. 自分のホームページをつくり、フリーエージェントとしてやりたいことや、やれることを、とにかく発信しはじめよう 3. 日ごろ思っていることや感じていることについて率直に話し合える仲間を、働いている場所や通っている学校の外にせっせとつくろう

 

【目次】

序章 玄田有史
プロローグ
第I部 フリーエージェント時代が幕を開けた
第1章 組織人間の時代は終わった
第2章 全米の4人に1人がフリーエージェント! という衝撃
第3章 デジタル・マルクス主義が蔓延する

第II部 働き方の新たな常識とは?
第4章 これが新しい労働倫理だ
第5章 仕事のポートフォリオと分散投資を考える
第6章 仕事と時間の曖昧な関係

第III部 組織に縛られない生き方もできる
第7章 人との新しい結びつき方がある
第8章 利他主義で互いに恩恵を受ける
第9章 オフィスに代わる「サードプレイス(第3の場所)」
第10章 フリーエージェントに役立つ新ビジネス
第11章 「自分サイズ」のライフスタイルをみつけよう

第IV部 フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるか
第12章 古い制度と現実のギャップは大きい
第13章 万年臨時社員の実態と新しい労働運動の始まり

第V部 未来の社会はこう変わる
第14章 「定年退職」は過去のものになった
第15章 教育はテイラーメードできるようになる
第16章 生活空間と仕事場は緩やかに融合していく
第17章 個人が株式を発行する
第18章 ジャスト・イン・タイム政治が始まる
第19章 フリーエージェントで未来は大きく変わる

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