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怒りの葡萄:ジョン・スタインベック - 私の人生に影響を与えた本 vol.0083

 

【投稿者】

30代 男性

【人生に影響を与えた理由】

この本は世界恐慌が起こった1930年代アメリカで、 オクラホマ州のある農家の家族が、 砂嵐により耕作不能となった土地を見捨て、 仕事を求めてカリフォルニアを目指していく物語です。 カリフォルニアへと向かう道中ではさまざまな悲劇があり、 さらに、カリフォルニアへ着いても辛い現実が待っています。 この本を読んでいると、何度もページをめくるのが辛くなる瞬間があります。 資本主義社会への怒りが感じられる社会問題がテーマの作品ですが、それだけではなく、 人は過酷な環境下でも生きていく、生きていくことができると感じさせてくれます。 自分が生まれた環境は選ぶことはできません。 時代に不平を言っても自分の人生を前に進めることはできません。 20代の頃、挫折してどのように生きればいいかわからなかった自分に、 生きる強さを教えてくれました。この本を読んで、人間の強さを信じるようになり、 失敗しても生きていけると前を向けるようになりました。

【内容】

米国オクラホマ州を激しい砂嵐が襲い、先祖が血と汗で開拓した農地は耕作不可能となった。大銀行に土地を奪われた農民たちは、トラックに家財を詰め、故郷を捨てて、“乳と蜜が流れる”新天地カリフォルニアを目指したが……。ジョード一家に焦点をあて、1930年代のアメリカ大恐慌期に、苦境を切り抜けようとする情愛深い家族の姿を描いた、ノーベル文学賞作家による不朽の名作。

 

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