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氷点:三浦綾子 - 私の人生に影響を与えた本 vol.0049

 

20代 女性

 

本の中で包帯を巻いてあげあれないなら傷に触るべきではない、という言葉があってその一文に衝撃を受けました。手当もしないくせに傷にべたべた触って自分が満足したら放置することが、傷つけていることと同じになってしまうのだと気づきました。なれ合いやうわべの同情で心や精神的な傷にむやみに触り、自分の興味が満たされたらそのまま手を引いてしまうことが今までにあったので余計に衝撃を受けました。大丈夫?大変だったね、などの言葉はきっと手当にはならないのだと思い、この本を読んでから友人や知り合いが落ち込んでいたり泣いていたりする時には必ずあの一文を思い出します。そして友人が負った心の傷が自分に手当をすることができなさそうだと思ったときは、何も聞かずにただそばにいることにしています。

 

 

辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井と逢い引きしている間に、3歳の娘ルリ子は殺害された。「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、激しい憎しみと苦しさから、陽子の喉に手をかけた―。愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラー。

 

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