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“I t”(それ)と呼ばれた子:デイヴ・ペルザー - 私の人生に影響を与えた本 vol.0043

 

20代 女性

 

児童虐待を受けた内容が衝撃すぎて、読んでいる自分まで辛くなり泣きながら読みました。 4部作あって、許す勇気を生きる力に変えてが1番好きです。 自分の人生に疲れていたのですが、希望を捨てずに今を生きようという作者の言葉に励まされました! 辛い体験をした人からの言葉程、響く言葉はないなと思いました! 自分を変えられるのは自分だけだ。などの言葉も軽々しく聞こえないし、今落ち込んでいる事がある人にぜひ読んでもらいたい一冊です!

 

 

 

ガスコンロで焼かれる。塩酸入り洗剤で掃除をさせられる。赤ん坊の汚物を食べさせられる。児童虐待を生き抜いた著書がはじめて明かした、壮絶な日々の記録 「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」———母親に名前さえ呼んでもらえない。“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれるようになる。食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。身の回りの世話はおろか、暴力をふるわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も姿を消してしまう——— 児童虐待の体験者がその記憶をたどることは、きわめて苦痛と困難をともなうのだ。本書は、米国カリフォルニア州史上最悪といわれた虐待を生き抜いた著者が、幼児期のトラウマを乗り越えて自らつづった、貴重な真実の記録である。

 

プロローグ 救い出された日
第1章 幸せだったころ
第2章 ぼくは悪い子?
第3章 何か食べたい
第4章 ナイフ
第5章 父さんが帰らない
第6章 祈り
エピローグ ロシア川のほとりで