千のプラトー―資本主義と分裂症:ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ - 私の人生に影響を与えた本 vol.0036
【投稿者】
30代 女性
【感想】
何か自分にしっくりくる思想はないかと悶々としていた学生の頃に出会った本。自身の専門分野ではないく、このような文体の物は初めてだったので、読み解くのにかなりの時間がかかってしまった。しかしながら一度この比喩のリズムを掴めると、ドゥルーズが何が言いたいのかがわかってくる。かなり興味深かった。ここで得た思想に共感し、大いに今の自分の活動の礎となっていると思う。今でも文中の「線であれ」などを良く思い出す。
【内容】
ドゥルーズとガタリによる最大の挑戦にして未だ読み解かれることない比類なき名著。リゾーム、アレンジメント、抽象機械、リトルネロ、戦争機械など新たな概念を創造しつつ、大地と宇宙をつらぬいて生を解き放つ多様体の思考。器官なき身体/存立平面から“機械圏”へ―来たるべき民衆のための巨大な震源。
【目次】
1 序―リゾーム
2 一九一四年―狼はただ一匹か数匹か?
3 BC一〇〇〇〇年―道徳の地質学(地球はおのれを何と心得るか)
4 一九二三年十一月二〇日―言語学の公準
5 BC五八七年、AD七〇年―いくつかの記号の体制について
6 一九四七年十一月二八日―いかにして器官なき身体を獲得するか