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国境のない生き方: 私をつくった本と旅:ヤマザキマリ - 私の人生に影響を与えた本 vol.0003

【投稿者】

30代 女性 

 

【感想】

著者は「テルマエロマエ」を描かれた方なので以前から知っていました。しかし、特に興味はありませんでした。しかし、ある時に著者の特集をTVで見て、その生き様やタフさにものすごく興味を持ちました。それから、この本に出合ったのでした。元々タフな性格なのかと思ったら、そうではなく、むしろネガティブでその人生は波乱万丈だったのです。そういう過去があったから、今は逞しく人生を謳歌しているんだなと思ったら、自分の悩みも本当にちっぽけなものだなと楽観的に考えられるようになりました。著者のように、しっかりと人生を歩んでいきたい、そんな風に考えられるようになった大切な本です。 

 

ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論! 14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした! この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。 旅は、欧州一人旅に始まって、キューバ、ブラジル、ヴェトナム、沖縄、地獄谷のサルの温泉などが登場。 膨大な読書経験と、旅の記憶、強烈な半生に支えられたヤマザキマリの人生論は強くて熱い! 本書に登場する、ヤマザキマリの名言をさわりだけ紹介します(一部、要約しています)。 「ガンガン傷ついて、落ち込んで、転んでは立ち上がっていると、かさぶたは厚くなる。その分、たくましくなる」 「他人の目に映る自分は、自分ではない」 面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です! 【編集担当者からのおすすめ情報】 発売前の本書の原稿を読んだ人から、すごい反響が寄せられています。曰く、「『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんって、こんなに教養人だったの?」 「ヤマザキマリさんの半生自体が、漫画みたい!」などなど。「漫画になりそうな劇的な半生」と、「驚くほどの教養人」「心を揺さぶるような言葉の持ち主」といったイメージは、どれも私の想像をはるかに超えていました。ぜひ、本書でご確認ください。

第1章 野性の子(本の虫
「旅する主人公」になりたかった ほか)
第2章 ヴィオラ奏者の娘(審美眼を持つことの大切さは『暮らしの手帖』で教わった
他人の目に映る自分は ほか)
第3章 欧州ひとり旅(「自由に生きる」ってどういうこと?
十四歳のヨーロッパひとり旅 ほか)
第4章 留学(『フランダースの犬』暮らし
「ガレリア・ウブバ」の人びと ほか)
第5章 出会い(パゾリーニの洗礼
教養に経験を積ませる ほか)
第6章 SF愛(SFの国
超常現象に胸をときめかせた七〇年代 ほか)
第7章 出産(母になったのは
人生最悪の時だった ほか)
第8章 帰国後(一〇足のわらじ
移動して生きることえをデフォルトに ほか)
第9章 シリアにて(『千夜一夜物語』
シリアで暮らしてわかったこと ほか)
第10章 一九六〇年代(青春の作家・三島由紀夫
音楽喫茶「ウィーン」と雑誌『ビックリハウス』 ほか)
第11章 つながり(『思い出のマーニー』と母
ここではないどこかとつながる ほか)
第12章 現住所・地球(気持ち悪い果実
ネコ、サル、けもの ほか)